韓国特許庁は、特許、実用新案、デザイン、商標などの登録証を電子化してモバイルで受け取ることができるサービスを始める。韓国特許庁によると、登録証を書面のみで提供していたこれまでの方式から、権利者が登録時に所定の官納料(7,000ウォン)を納付すれば、これを電子化してモバイルでも提供する。また、電子登録証にはQRコードが挿入されており、一般人がこれを認識させれば、まるで登録原簿を見るように現在権利者などの詳細権利情報を見ることができる。もちろん、電子登録証は偽変造が不可能なようにセキュリティー化されて提供される。
以前は、登録証は書面のみで発行されて権利者がこれをスキャンして電子化して保管しなければならないか、あるいは大企業などの場合は登録証が多過ぎて保管が難しいとの問題点があった。また、登録証を紛失した場合、所定の官納料(5,000ウォン)と共に登録証の再発給を申請しなければならなかった。電子登録証はこのような不便さなどを解決できるとみられる。
現在、全世界的に一部の国の特許庁では既に電子登録証を発行中である(下表参照)。これらの国の特許庁は、電子登録証のみを提供し、書面登録証は提供していない。
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