年度
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原告 vs. 被告
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判決の要約
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1982
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Donkey Kong vs. Crazy Kong
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原告ゲームのキャラクター、キャラクターの役割、キャラクター表現などと全て同一であるため、被告ゲームを著作権侵害と判決(Nintendo v. Elcon, 564 F. Supp. 937)
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1982
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Pac-Man vs. K.C. Munchkin
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出口から出入りすることは予想可能な設定であるが、原告ゲームのゴブラーが錠剤を飲んで5秒間幽霊を追いかけて飲み込む設定や、ゴブラーへの変身時の表情が被告ゲームと類似するため、芸術的表現に対する著作権侵害と判決(Atari v. Philips, 672 F.2d 607)
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1994
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Street Fighter vs. Fighter’s History
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創作性が低く、予想しやすい設定であり、ゲームコントロールは機能であるため、保護対象ではなく、戦い動作も芸術的表現に該当せず、単に原告ゲームのマジック動作は創作的表現に該当するが、被告ゲームとは異なるため、著作権非侵害と判決(CapCom v. Data East ND CA 1994)
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2012
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Tetris vs. Mino
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落下するピースを揃えるパズルゲームというアイディアは保護されないが、i) ピースが落下しながら回転し、揃えば消えるなどの動き、ii) 落下するピースを幽霊形態で予め示すこと、iii) ピースのデザイン自体はそれぞれ芸術的表現であるため、アイディア、ルール、機能とは区分され、被告ゲームがこの芸術的表現と類似するため、著作権侵害と判決(Tetris v. Xio Interactive, 863 F.Supp.2d 394)
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2012
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Triple Town vs. Yeti Town
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原告ゲームにおいて下位段階から上位段階へ上がって行きながら、客体を作る階層(hierarchy)パターン、点数、コインなどは著作権の保護対象ではないが、敵(熊vs.イエティ)が野生動物であり、階層パターンにおいて進行される方式と表現が被告ゲームと類似し、ゲームブロガーらの両ゲームが類似しているとの意見を反映して著作権侵害と判決(Spry Fox v. LolApps (WD WA 2012))
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2014
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Bang vs. Legend of Three Kingdom
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ゲームのルール、点数、プレーヤの間隔、アクションカード、賞罰は著作権の保護対象ではないが、キャラクターの役割は創作的表現であって、著作権の保護対象であり、キャラクターは極めて多様な表現が可能であるにも拘らず、この中から選択した動きと表現が同一であれば、著作権侵害とみなすことができるが、西部劇vs.三国志であって、ゲームが極めて異なるため、著作権非侵害と判決(Da Vinci v. Ziko Games (SD Texas 2014))
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